基準地震動について

「敷地ごとに震源を特定して策定する地震動」については、泊発電所周辺の活断層による地震の揺れを評価した結果、「Fs-10断層～岩内堆東撓曲～岩内堆南方背斜による地震」および「尻別川断層による地震」による揺れが泊発電所に与える影響が大きいことから基準地震動として選定しました。
「震源を特定せず策定する地震動」については、審査ガイドで示された全国16の地震のうち、「岩手・宮城内陸地震」および「留萌支庁南部地震」による揺れを基準地震動として選定しました。

積丹半島西岸の海岸地形

2017年3月の審査会合において、当社は、地形調査・海上音波探査など各種調査・検討の結果、積丹半島西岸の海岸地形は波の浸食によるものであり、地震性隆起ではなく、活断層は認められないとの当社評価を説明しました。

しかし、国（原子力規制委員会）から、現地調査やその他データから、地震性隆起であることを否定するのは難しいとの指摘がありました。

2017年7月の審査会合において、当社は、泊発電所の安全性をより一層高める観点から、保守的に活断層を仮定した検討を実施し、積丹半島北西沖に活断層を仮定する旨を説明しました。現在、この仮定した活断層による地震動をさらに安全側に評価することなどについて検討を行っており、今後の審査会合等で説明していきます。